南大牟田病院
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糖尿病専門外来

 糖尿病専門外来についてのご案内

糖尿病とはどんな病気?

 食生活が豊かになって交通手段が発達した現代、多くの人が食べ過ぎ、飲みすぎ、運動不足、ストレスなど生活習慣上の問題をかかえており、 自動車の数の増加とともに、糖尿病患者もどんどん増え続けています。厚生省の調査によると、約10人に1人は糖尿病の可能性があるということです。 しかし、糖尿病は初期には自覚症状がないことが多いため、糖尿病と気付いていない患者さんや糖尿病と診断されていても治療を受けていない患者さんが 大勢いらっしゃいます。

糖尿病の症状

  1. のどが渇く
  2. よく水を飲む
  3. 尿の量が多い
  4. 体がだるくて疲れやすい
  5. 食べても食べても空腹になる
  6. 急にやせる

進行すると、さまざまな合併症による症状が出てきます。

  1. 網膜症…目が見えにくくなる
  2. 神経障害…手足がしびれたり感覚が鈍くなる
  3. 腎症…尿にタンパクが出たり足にむくみが出る

    これらを、糖尿病の三大合併症と言います。

 

 三大合併症以外にも心筋梗塞、脳梗塞、閉塞性動脈硬化症などの血管の病気にかかりやすくなったり、抵抗力が弱くなって 感染症がなおりにくくなったりします。これらの合併症は10年くらい経過した頃に急に現れてくるため、症状が現れたときはすでに病気が進行してしまっていることも多く、 そうなるともとの健康な状態に戻すことは困難です。

 糖尿病の大部分を占めるⅡ型糖尿病は、遺伝的な素因に乱れた生活習慣が加わることによって発症します。糖尿病は症状がないまま進行し、命をうばわれることもあるため、 サイレントキラー(静かなる殺し屋)との別名もある恐ろしい病気です。しかし、血糖を良好にコントロールしておけば、合併症の進行を防ぎ、健康な人と同じように 快適で長生きすることができます。糖尿病の素因がある人、糖尿病を疑わせる症状のある人は是非検査を受け、早期治療に結び付けて下さい。

糖尿病専門外来について

 糖尿病専門外来では、糖尿病と診断された方に対して、検査・医師の診察・栄養指導・糖尿病について勉強する「糖尿病教室」(約30分ほど)を行っております。

 また、約1週間という期間で、糖尿病を理解し、しっかり自己管理ができるように入院する「糖尿病教育入院」もあります。1週間の教育入院の最後に、1週間で学んだことについて誤りや勘違いがないか、看護師や医師がもう一度確認し、それを専門外来に引き継ぎ、退院後も患者様にあった療養生活を応援しています。

スタッフについて

 当クリニックでは、糖尿病療養指導士と呼ばれる、糖尿病とその療養指導全般にわたり、正しい知識を持ち、医師の指示の下に熟練した療養指導を行う事ができるコメディカルスタッフ(看護師、管理栄養士、薬剤師、臨床検査技師、理学療法士など)がおります。
 現在この糖尿病療養指導士のライセンスを取得したスタッフが、常に専門外来・教育入院に携わっております。

 

 

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